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2019.02.07 更新

日本子ども虐待防止学会 日本財団スポンサードセッション 「養子縁組家庭支援のグッドプラクティスを考える」開催報告

2018年12月1日、日本子ども虐待防止学会 第25回学術集会 岡山大会にて日本財団スポンサードセッションを行いました。

座長:高橋 恵里子(日本財団)
基調講演:和田 一郎(花園大学)
発表者:福井 充(福岡市子ども未来局総務企画課)
発表者:ロング 朋子(一般社団法人ベアホープ)
発表者:近藤 愛(養子当事者)

改正児童福祉法において、社会的養護を必要とする子どもは家庭と同様の養育環境で育てることが理念として規定され、それを具現化する一つの施策として、養子縁組制度の有効活用が期待されています。しかし縁組成立後の養子縁組家庭の実態や生活状況については、それぞれの家族の事情やプライバシーの観点等より、実情を把握することが難しく、これまであまり調査が行われてきませんでした。そのため、今後期待されている養子縁組支援政策の発展のための科学的根拠が乏しいといえます。

本セッションでは、2016年から2017年にかけて日本財団が実施した養子縁組大規模調査のデータを再分析することにより、より良い政策提言の根拠を議論しました。
なお、本調査の分析にあたっては親の視点だけでなく子どもの満足度等による子どもの視点からの養子縁組についての評価も行いました。

まず、本セッションの座長である日本財団の高橋恵里子から養子縁組調査2次分析の概要を説明しました。

続く基調講演では花園大学和田一郎准教授による「家族支援のためのエビデンス①親子の満足度に影響する因子と②子どもの満足度に影響する因子について」を発表いただきました。

続いて、福岡市子ども未来局総務企画課 福井充氏より、児童相談所の視点から、日本財団調査から再考したパーマネンス・プランニングと養子縁組前後の支援について発表いただきました。

 

続いて、一般社団法人ベアホープ 代表のロング朋子氏より民間団体の視点から、ケースワークからみえてきた主に真実告知に関する養子縁組のグッドプラクティスについて、発表いただきました。

最後に、養子当事者である近藤愛さんから、自身の真実告知についての体験談などをお話しいただきました。