イベント・メディア情報

外部のイベント告知 特別養子縁組 里親

2017.06.20 更新

NHKハートフォーラム 『考えよう 新しい“家族”の形 ~里親・特別養子縁組はいま~』が開催されます!【NEW】

日時:
2017年8月5日(土)午後13時30分~4時15分予定(開場は午後13時~)
場所:
グランキューブ大阪3階 イベントホールE(大阪市北区中之島5-3-51)
定員:
270人(入場無料)

親との死別や病気、育児放棄や虐待などの理由で親と暮らせない子どもは約4万6千人に上ります。日本ではその内8割以上が乳児院や児童養護施設などの施設で暮らしています。こうした中、昨年『児童福祉法』が改正され、全ての子どもを養子縁組・里親を含む「家庭的な環境」で育てる《家庭養護》を原則とすることが明文化されました。

フォーラムの第1部では、NHKドキュメンタリー『小さき命のバトン』(児童福祉文化賞推薦作品受賞)の映像を交えて、養子と里子を育てているご家族に「なぜ子どもを迎えようと思ったのか」、「日常にどんな喜びがあるか」、また、助産師の立場から“生みの親”側の事情、児童精神科医からは「子どもが家庭で育つ意味」についてお話しいただきます。

第2部では、全国に先駆けて新生児の「特別養子縁組(通称・赤ちゃん縁組)」を実践し注目されている愛知の児童相談所の取り組みを紹介します。また、「特別養子縁組」や「里親」を希望する場合はどんな支援を受けられるのかを伝え、私たちや地域が“子どもたちの未来”のために何ができるかを考えていきます。

出演 
サヘル・ローズさん(女優・タレント/イラン出身 8歳の時に養母と来日)
高口夫妻(里親・特別養子縁組当事者)
田尻 由貴子さん(全国妊娠SOSネットワーク・理事/熊本・慈恵病院 前看護部長)
上鹿渡 和宏さん(長野大学・教授/児童精神科医)
萬屋 育子さん(NPO法人CAPNA・理事長 愛知県児童相談センター・元センター長)
渡邊 守さん(NPO法人キーアセット・ディレクター/里親経験者)
内多 勝康さん(司会/元NHKアナウンサー 国立成育医療研究センター「もみじの家」ハウスマネージャー)ほか

申込  
はがき、FAX、メールいずれかの方法で、①名前 ②住所 ③電話番号 ④参加人数⑤ご一緒に参加する方の名前を記入して、お申し込みください。

【はがき】〒150-0041 渋谷区神南1-4-1第7共同ビル
NHK厚生文化事業団「里親・特別養子縁組 8/5 大阪」係

【FAX】03-3476-5956
NHK厚生文化事業団「里親・特別養子縁組 8/5 大阪」係

【メール】NHK厚生文化事業団のホームページ
     の本フォーラムの募集ページから申込フォームにて送信

※お申し込みいただいた方には、7月下旬頃に入場整理券をお送り致します。

締切  
先着順。定員に達し次第、締切ります。

主催
NHK厚生文化事業団、NHK大阪放送局

協力
日本財団ハッピーゆりかごプロジェクト

考えよう 新しい“家族”の形 ~里親・特別養子縁組はいま~.pdf

2017.06.13 更新

子が15歳以上の養子縁組家庭への生活実態調査 A4ダイジェスト版【NEW】

この度子が15歳以上の養子縁組家庭の生活実態調査の簡易ダイジェスト版を作成いたしました。下記よりダウンロードいただけますのでぜひご活用いただければと思います。

ダイジェスト版(PDFファイル)のダウンロードはこちらから
【子が15歳以上の養子縁組家庭の生活実態調査ダイジェスト版】

報告書(PDFファイル)のダウンロードはこちらから
【子が15歳以上の養子縁組家庭の生活実態調査 報告書】
【子が15歳以上の養子縁組家庭の生活実態調査 報告書 概要版】

2017.06.07 更新

報告書 養子縁組の記録とアクセス支援に関する報告書【NEW】

2016年12月には、「民間あっせん機関による養子縁組のあっせんに係る児童の保護等に関する法律(以下、養子縁組あっせん法)」が成立し、養子縁組をした児童等の個人情報の扱い(第5条)、養子縁組の成立後の支援(第33条)について明記されました。

特別養子縁組は、実親との法的関係が終了してしまうことから、子どもの「知る権利」の保障は社会的養護の子どものそれに増して、配慮が必要であり、今後より慎重な議論がなされるべき事項です。
そこで、これらを踏まえて日本財団では、民間あっせん機関の養子縁組記録の保管状況とアクセス支援に焦点を当てた実態調査を行いました。

調査概要
時期 2016年6月から2016年12月までの間
対象 2016年6月現在で第二種社会福祉事業の届出のある民間養縁組あっせん団体のうち調査受け入れを表明した13団体
方式 調査者が民間団体を訪問または民間団体の都合によっては日本財団ビル内で実施

※ 調査結果表記の方法 団体が特定されないよう配慮した。しかし、団体の設立年代が回答に強く影響を与えるものについては以下の2グループに分類した。
民間あっせん機関の分類
→活動年数によって偏りのある設問については以下の分類に沿って表記
G1:2004年以前に設立した団体(あっせんした養子がすでに思春期を迎えている機関)
G2:2005年以降に設立した団体(あっせんした養子が未だ思春期を迎えていない機関)

報告書のダウンロードはこちらから
養子縁組の記録とアクセス支援に関する報告書.pdf

2017.05.15 更新

特別養子縁組実践研修~新生児委託とパーマネンシーについて~【NEW】

日時:
2017年7月14日(金)9:30~16:30
場所:
きぼーる11階 中央保健福祉センター 大会議室1,2
対象:
児童相談所職員、里親支援専門相談員等、里親委託や養子縁組に関係する業務に従事し守秘義務を有する方
定員:
60名

2017年4月から施行された改正児童福祉法により、養子縁組里親が法定化され養子縁組の相談・支援が児童相談所の業務となりました。本研修は、新生児委託を含む特別養子縁組の実践や最近の調査結果などについて学ぶ場を提供することを目的とします。

共 催:日本財団、NPO法人CAPNA、ちばこどもおうえんだん

スケジュール(敬称略)
9:15~    受付開始
9:30~    司会:萬屋育子(CAPNA理事長)
主催者挨拶 高橋恵里子(日本財団福祉特別事業チームリーダー)
湯浅美和子(ちばこどもおうえんだん理事長)
来賓挨拶 田嶋要(民進党衆議院議員)
10:00~11:00 「乳幼児の社会的養育が家庭での養育を原則とする理由とそれを実現する方法について」
上鹿渡和宏(長野大学社会福祉学部教授)
11:00~11:30  養親体験発表
11:30~12:00  「千葉県における新生児委託の実践」
児玉 亮(千葉県中央児童相談所相談措置課長)

休憩

13:00~14:10「愛知県の新生児委託と特別養子縁組の実践報告」
柴田千香(愛知県西三河児童・障害相談センター愛知県里親推進員)
10分休憩
14:20~15:15 「民間養子縁組団体の実践と妊娠期からの支援について」
赤尾さく美(一般社団法人ベアホープ理事・助産師、全国妊娠SOSネットワーク理事)
15:15~16:00 グループワーク
16:00~16:30 質疑応答・アンケート記入

6/16追記
①昼食会のご案内
登壇者、参加者が集まり、食事をしながら交流ができる昼食会を実施します。
7月14日(金)12:00~13:00 お弁当代:1,000円

②懇親会のご案内
7月14日(金)17:00~19:00 参加費:4,000円
会場きぼーる周辺のお店を予定

①、②の代金は当日朝の受付でお渡し下さい。

 

 

 

※フォームにアクセスできない場合は以下のメールアドレスに
1)参加者のお名前 2)所属団体 3)電話番号 4)メールアドレス 5)昼食会の参加/不参加  6)懇親会の参加/不参加をお送り下さい。

20170714特別養子縁組実践研修ちらし.pdf

問い合わせ先:日本財団ハッピーゆりかごプロジェクト 事務局
E-mail : tokubetsu_youshi(a)ps.nippon-foundation.or.jp ※(a)を@に変えてご使用ください。

2017.04.27 更新

「子どもが家庭で育つ社会に向けて」ロジャー・シングルトン卿 講演 その①【NEW】

日本子ども虐待防止学会 第22回学術集会 おおさか大会

2016年11月25日

日本財団 スポンサードセッション
「子どもが家庭で育つ社会に向けて」

英国 バーナードス元代表(CEO)ロジャー・シングルトン卿

私はこれまで、英国の児童虐待防止学会や国際会議などで話しをする機会がありましたが、こうした関連する分野の各専門職の方々が一堂に会する場でお話をさせていいただくことは、とても重要だと思っております。「弱い立場の子ども達の施設入所をどうすれば減らせるのか」ということについて、想像力とご関心をお持ちいだいたこと、私が日本に訪問できる機会をくださったことに感謝申し上げます。

 ◇ バーナードスとルーモスでの2つの経験

これから、私が経験した2つの組織についてお話をさせていただきます。
1つは、英国のNGOであるバーナードスでの経験です。もともと、入所施設での子ども達へのケアを提供していた組織から、家庭、里親家庭で、養子縁組というかたちで子ども達を支援することに姿を変えていきました。
2つ目は、もう一つの英国のNGOであるルーモスでの経験です。バーナードスでの経験は歴史的な部分もありますので、いま現在のルーモスでの経験も合わせてお伝えします。また、他の国でどのような取り組みがなされているかもご紹介します。
実は数カ月前に、日本財団とルーモスは数名の日本の国会議員の方々と児童相談所職員を対象とした英国視察研修を企画しました。そのとき私たちは、日本の国会で児童福祉法改正を検討中であったことを知りました。「家庭養育を原則とする」という改正です。そして、2016年5月27日、その法律が成立したとお聞きしました。この重要な法改正が、弱い立場の子ども達のためになりますように。そして、これから皆さまにお伝えする私の経験が、この法律を実施していくための役に立つことを願います。

バーナードスとルーモスの日本語訳はこちらから
バーナドスとルーモス.pdf

◇ 100年を経て脱施設化したバーナードス

まず、この二つの組織についてご紹介いたします。
バーナードスは1866年、当時医学生であったトーマス・ジョン・バーナードが創設いたしました。彼はダブリン生まれで、医療伝道師となるべく世界を旅しようとロンドンに向かいました。ところが、ロンドンでは厳しい路上生活を強いられている子ども達を目の当たりにし、愕然としたのです。彼は予定していた中国に行くのを止め、路上での生活を余儀なくされている子ども達を助ける組織を創設しました。そして、そのための施設を作り、子どものケアをし、教育・職業訓練も受けることができるようにしたのです。
バーナードは家庭での子どものサポートが重要であると信じていましたし、初期には里親養育も推進しましたが、この段階では主に入所型の施設ケアを行いました。当時は名称も「バーナードスホーム」でした。それがこの組織の最初の100年間でした。
1974年、私はバーナードスにディレクターとして入りました。そして1983年には代表に就任いたしました。その頃までには、この組織は乳児院を閉鎖していくことを決めていました。さらに、より年長児童向けの入所施設の閉鎖も決定していました。しかし、閉鎖へ向けたプロセスは始まったばかりで、私自身もまだ何百棟もあった施設の運営に携わっておりました。
ここで重要なのはバーナードスがNGOであったことです。NGOは自らの意思決定をすることが許されており、何をどのようにするか決めることができたので、政府や自治体からの制約を受けるということはありませんでした。
一方、続いてお話しするルーモスという組織は、政府と一緒になって、政府がすすめる脱施設化のプログラムを後押しする立場にあります。

バーナードホームのホームページ
http://www.barnardos.org.uk/what_we_do/our_history/history_faqs.htm

◇ JK・ローリングが創設したルーモス

ルーモスは設立約10年の組織で、その創設者は児童文学者のJK・ローリングです。ハリー・ポッターの作者としてご存知の方は多いと思います。10年ほど前、JKローリングは施設に入所している子ども達が、ひどい状況で暮らしている現実を東ヨーロッパで目にしました。それは、子ども達が檻のようなベッドに入れられ、ろくに食べさせてもらえず、トイレにもきちんと連れていってもらえず、放置、虐待されていた姿でした。
そこで彼女は決めたのです。「何か行動を起こさなくては」と。そして、私と1、2名の人と共に動き始め、そこからルーモスが設立されました。ちなみに、ハリー・ポッターファンではない方のために申しますと、ルーモスというのはローリングがハリー・ポッターにおいて作り出した呪文、暗くて怖い所に光をもたらす呪文です。
ルーモスは現在、政府、NGO、財団などと共に仕事をし、不必要な施設養護に終止符を打つための仕事をしています。「施設での悲惨な状況を改善したい」という願いで設立されたので、できるだけ施設は利用せず、家庭での養育を推進することに軸足を置いて運営されています。
では、施設ケアの利用をどのようにして削減できたのか、特に乳幼児向けの施設の利用がどう削減されていったのか、お話をしていきます。そして、家庭復帰における課題は何であったか、里親家庭や養子受け入れ家庭を探すことにどのような課題あったかという話の中で、バーナードスとルーモスの経験を交え、脱施設化にはどのようなプログラムが必要なのか、最後にわれわれが学んだ教訓についてお伝えしたいと思います。

ルーモスのホームページ
https://wearelumos.org/

◇ ジョン・ボウルビィの研究

第二次世界大戦後、日本同様、英国も大々的な復興プログラムに取り組まねばなりませんでした。子どもに関する分野では、WHO(世界保健機関)に依頼されて出されたジョン・ボウルビィの報告書が大きな影響を与えました。
そこには、子どもが母親の愛情を受けることができなかった場合に、その子どもの精神衛生、人格形成に大きな影響があるということが述べられていました。彼は、特に子どもが母親のケアを失った年齢とその期間が長期化することで、より影響が大きいことに着目していました。
ボウルビィは他の著名な人たちの研究にも言及しました。そして施設で養護されている幼児は、一般家庭の子どもに比べて、例えば「人の顔を見て笑うことができない」「刺激にうまく反応することができない」「栄養は整っているのに食欲がない」「体重が増えない」「不眠」「積極性に欠ける」というような状態がみられることを示したのです。
この研究から生まれたのが、サイコロジー(心理学)、ソーシャルワークといったものでした。これらの専門職を養成するコースは、ボウルビィの研究の重要性を鑑みて展開され、児童福祉のリーダー的な人たちの指針となりました。子どもの良き発達は、施設ケアの利用とは比例しないこと、それが特に幼い子ども達で顕著であるとわかったのです。
しかしながら、バーナードはこの新しい考え方をすぐには受け入れませんでした。それまで乳児院に多大な投資をしてきましたし、その中で働くスタッフのトレーニングにも力を注いできました。毎年、何百人もの若い女性が、保育師の資格を持ち、子どものための施設で仕事をしてきました。また質の高いスタッフを輩出すると評判も高く、乳児院としては最高のものとして受けとめられていたからです。

◇ 当時の乳児院の子どもの様子

ここでビデオをご覧いただきます。当時のバーナードホーム、乳児院の状況です。おかしなことに “ベビーズキャッスル”とも呼ばれておりましたが、それはなぜか、見ていただければおわかりになると思います。サイレントフィルムでナレーションはありませんが、バーナードスが資金調達のために作ったものです。1951年の状況において、ケアの質がどれだけ高かったのかということがおわかりいただけると思います。(動画上映)

バーナードホーム動画

いかがでしたでしょうか? ご覧いただいたように、充分な食べ物も与えられ、きれいな服を着せられ、とても優しく扱われています。ただ、子ども達の顔を見ると、あまり笑顔がなかったということにお気づきかもしれません。これは研究者も認識したことで、うれしい、楽しいという表現ができていないのです。
しかし、バーナードは新しく入ってきたスタッフからの、「施設入所という方針を検討し直さなくてはならない」というプレッシャーを感じ始めていました。
なぜなら、乳児院の子ども達の様子は、大人になかなかなつかなかったり、自己主張が強かったり、あるいはより未熟な行動に出たり、言葉の発達が遅れたりしていることがわかってきたからです。また、施設にいる子ども達を担当する人数は、子ども1人に大人が平均24.4人もいました。新しく訓練を受けた学生たちがどんどん実務に入ってくるため、数が増えるのです。これが家庭ならば平均2.2人で行われているのと比較すると、非常に多かったわけです。食事はしっかり与えられますが、毎日違うナースが子どもに食べ物を与えている。子どもにとっての“大好きな人”を作らないための処置でした。これではボウルビィの研究と相反します。
ボウルビィが前提としたのは、「幼児の健全なメンタルヘルスは、温かく親密かつ継続的な関係を母親あるいは母親代わりの人との間で構築する必要があり、それは一人に限る」ということでした。

◇ 世界の国々における研究および調査

ボウルビィの発表以降、施設入所が乳幼児にいかに影響するかという研究が様々な国でなされました。
2003年のギリシャの調査では、養育者に対する無秩序型(一貫性のない行動パターンを示す)の愛着が見られるのは、施設ケアを受けている場合は66%、一方で自分の家族に育てられて保育園に通っている場合には25%でした。
2007年のルーマニアの研究では、4歳半までの子ども達の認知能力が、長く入所していた子どもの方が、一度も入所したことがない、あるいは施設ケアから里親ケアに移行した子どもに比べて、かなり悪かったということです。
2010年の韓国での研究は、2歳まで施設入所している場合は、行動発達がよくないことが明らかになりました。
2012年ポルトガルの研究では、11ヶ月から3歳の子どもで施設に入所している子どもに高い割合の愛着障害が見られることがわかりました。

「子どもが家庭で育つ社会に向けて」ロジャー・シングルトン卿 講演 その②へ

「子どもが家庭で育つ社会に向けて」ロジャー・シングルトン卿 講演 その③へ

 

【ロジャー・シングルトン氏 発表資料】

日本語版「子どもが家庭で育つ社会にむけて」

英語版 “Toward a society where children are raised at home”