サポーター宣言

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サポーター宣言

認定NPO法人 オレンジティ 理事長

河村裕美

自分の体験を通じ、様々な形で新しい家族を作る支援について提案できればと思います。

私は、32歳のとき、結婚して1週間目に子宮頸がんを宣告され、子宮と卵巣、リンパ節の摘出手術を受け、子どもが産めなくなりました。がんになったことよりも、子どもが産めなくなったことに心を痛め、このまま夫と一緒に人生を歩んでいっていいのかと悩みました。その経験から女性のがんの体験者を支援する「オレンジティ」を立ち上げました。その後、私たちと同じ苦しみを味わってほしくないと患者の立場からがん検診を訴える「子宮頸がん啓発キャンペーン」を全国で行っています。結婚前、児童相談所に配属され、児童福祉司として里親担当として働いていたことから、里親制度というのは熟知していましたし、実際に特別養子縁組のケースワークなども行いました。里親を検討しましたが、病気をした自分が里親になってもいいのか悩みました。年月が経ち、身体も回復し、里親について夫と話し合い、里親登録しました。
登録後、かわいい女の子が私たちの家族になってくれました。特別養子縁組で家族になりました。今、子育ての真っ最中です。女性特有のがんは、治療によって子どもを産めなくなることがあります。また、特に子宮頸がんは、20代~40代のこれから出産、子育てを行う年代に多いがんです。医療が進歩し、がんの生存率も格段と高くなり、治療後、多くの方が普通の生活に戻っています。養子縁組に限らず子どもたちと家族になることができることは、これまで支援を行ってきましたがあまり知られていないのが現状です。私は自分の体験を通じ、様々な形で新しい家族を作る支援について提案し、一人でも多くの子どもが温かい家庭で暮らせる支援ができればと思っています。オレンジティホームページ

熱海市出身。静岡県庁職員。社会福祉士・精神保健福祉士・PRプランナー。1999年7月結婚、1週間後に子宮頸がんを宣告され治療。闘病中の経験から、患者サポートの重要性を認識し、2002年にサポートグループ「オレンジティ」を設立。2004年にNPO法人化し、患者サポートに加え、一般向けに検診啓発も始める。子宮頸がんの啓発リボン「ティール&ホワイトリボン」を提唱し、全国向けに子宮頸がんの啓発を行っている。子どもが産めなくなったが、里親登録し、特別養子縁組にて子どもを授かり子育て中。現在は、講演、セミナーの開催など企業、医療機関と連携し、患者のサポートに加え、地域格差や女性特有のがんの予防啓発、がん体験者の里親支援にも取り組んでいる。著書に「グローバルマザー」(静岡新聞社)がある。